今日は朝から事務所の仕事をひと通り終え、新幹線で大阪へ向かっています。

今日の記事はみずほの中で書いています。

 

私は広島市内に事務所を構え、日本全国の産廃業許可申請を代行しています。

おそらくほかに例のないビジネスモデルを作って、日本全国を商圏に行政書士業を営んでいます。

行政書士なんて、日本中に沢山いるわけですから、

その中からわざわざお客さんに広島の行政書士=私を選んでいただかないと、

私どもの事務所は経営していけないわけです。

 

たとえば、私はコンビニを頻繁に利用します。

夜、ビールを買いたくて出かけるコンビニといえば、

徒歩圏内にあるセブンイレブンかローソンかのいずれかです。

 

近所のコンビニの前を通過して、隣町にあるコンビニまで買い物に行くことはあり得ません。

「なぜ人は、遠くのコンビニには行かないのか?」

これこそが、私が仕事をしている中で、自分自身に繰り返し投げかけ続けている問いなのです。

 

結論は、単純です。

どこのコンビニに行っても、置いてるものは同じだから。

もっと言えば、接客マニュアルもフランチャイズ毎に同じでしょうから、

接客自体にも差はつきにくいでしょう。

 

商品も同じ、サービスも同じ、値段も同じ。

つまり、極めて差がつきにくいのが、コンビニ業なのです。

結局、近いところに行くということになります。

 

余談ですが、最近ちょっとコンビニで差別化できるのかも、と感じているのが、

駐車場です。

車でコンビニに行くときは、車が停めやすい駐車場があるコンビニを私は自然に選んでしまっています。

コンビニ過密地域で真っ先に撤退していくのも、駐車場が不便なコンビニのような気がしています。

 

前置きが長くなってしまいましたが、私は行政書士というサービスを、

コモディティ化されたどこにでもあるサービスではなく、

差別化された特殊なサービスとして売り込んでいきたいと考え、

全国規模の産業廃棄物処理業の許可申請代行をスタートさせました。

 

今では一定程度、全国に顧客を得ることができました。

どこにもない、唯一無二のサービスを提供する行政書士事務所としてこれからも成長していくつもりです。

そのためには、徹底した差別化戦略で、これからも産業廃棄物処理業の世界を突き進んでいきます。

 

産業廃棄物処理業というのも、

目の前のゴミさえなくなってくれれば構わないと考えるクライアントを基準にすると、

1円でも安くなれば、それで構わない、という価格競争に晒されることになります。

「ゴミ処理なんか、どこの業者に頼んでも一緒だ」

サービスがコンビニの商品と同じように、差別化できないものになっているというのです。

 

これに対しては、

①真っ向から価格勝負

②新しい視点で切り込んで差別化

③差別化できないことを認めて、近場勝負(距離が近ければ運搬コストは抑えられる)

など、いろんな方策が考えられると思います。

 

私は、私の同業の多くの行政書士がこれまで選んできたのは③で、

地域密着の産廃処理業者も③なのではないかと思います。

私は②の差別化商品を提供できる行政書士事務所を目指し、

これからの市場競争を勝ち残っていきたいと考えています。

 

(河野)