当事務所の顧客の中にも、比較的新しいタイプの廃棄物処理業をされている業者が結構います。

具体的には、「遺品整理」、「ゴミ屋敷撤去」、それに「特殊清掃」などなど。

厳密には廃棄物処理業とも言えない仕事もあったりします。

こういった業を営んでいる会社の社長からお話しをうかがうと、

とても面白い話をしてくれます。

 

遺品の中にとんでもないコレクション(市場価値とは無関係なとんでもなさ)があったり、

20年間ゴミを捨てていないゴミ屋敷の壮絶さを教えてくれたり、

特殊清掃後のマットレス処分のお話しだったり…

なかなか参入しがたい分野であるからこそ、きっと魅力的な市場なのでしょう。

 

遺品整理業は、新規参入規制のある自治体で一般廃棄物処理業者が手を広げたり、

葬儀屋さんが新サービスとして取り扱ったりしているようです。

また、民間資格ですが「遺品整理士」という資格まであるようです。

 

一口に廃棄物処理業者といっても、様々なタイプの業者が存在しています。

当事務所は2016年2月現在、

600社以上の廃棄物処理業者の許可申請及び許可情報の管理のご依頼を受けています。

業者ごとに事業は千差万別ではありますが、

大抵の廃棄物処理業者のパターンは取り揃えていますので、

大抵の業務はすぐに分かると思います。

許可取得の際には、ぜひご相談ください。

 

そうそう、ときどき不動産屋さんから相談を受けます。

会社の倒産、住人の死亡、夜逃げなどにより、テナントにゴミが残ってしまった場合。

当事務所のお客様でも、こういう案件を得意としている廃棄物処理業者が日本中に何社かありますので、

一度ご相談いただければ、ご紹介できるかもしれません。

 

(河野)