行政書士業開業から今年で13年目です。

産廃業に専門特化しだしたのが2008年ですので、今年で8年目。

その間に、多くの産廃業に限らず、多くの経営者と接してきました。

 

一般論として、中小企業の社長が資金繰りに追われだすと、会社の業績は悪化し続けます。

資金繰りに追われた社長は、本来やらなければならない社長業に携わる時間を確保できず、

業績が下降し、さらなる資金繰りに追われるという悪循環、負のスパイラルに陥ります。

資金繰りの悩みは、経営者なら誰しもが感じることでもあるとは思うのですが、

怖いのはその後の負のスパイラルです。

 

産業廃棄物処理業界特有の負のスパイラルをもう一つ、目の当たりにしました。

廃棄物業界は、許認可商売です。

特に産廃は、沢山の自治体の許可を持っている会社が多いです。

 

産廃は、都道府県をまたいで動かすことができます。(条件のある自治体もありますが)

多くの自治体の許認可を持っていると、

①広範囲で産廃を収集可能(業務範囲が拡大し、仕事量が増える)

②広範囲で産廃を処分可能(単価の安い処分場や専門特化した処分場との取引が可能)

というメリットを享受できます。

 

産業廃棄物でも、収集運搬と処分は別の許可ですし、収集運搬の中でも積替保管を含む場合と積替保管を含まない場合で許可が別であったり。

普通産廃と特管(特別管理産業廃棄物)は、別の許可。

一般廃棄物の許可を持っている場合もあります。

 

そういった事情で、許可証の枚数がどんどん増えてくるというのが、産廃業の特徴。

すると、この許可期限の管理だけで、膨大な事務量になってしまいます。

先週入社したパートさんに任せれるものでもないし、重役クラスは仕事が忙しすぎてそんな事務に当たっている場合じゃない。

結局誰が許認可の管理をするのか…

 

忙しければ忙しいほど、許可の管理は後手に回り、いざ更新をしようと思っても、講習をうけていなかったりとか、

忙しすぎて新規で採りなおしたりとか…

もう、散々な負のスパイラルを目の当たりにしてきました。

何がなんでも、更新をすべきだというのが当事務所のスタンスです。

許可を飛ばして、仕事を減らすべきではないはず。

 

今やっとけば、10の手間で済むのに、引き延ばすことで20の手間を作り、

今やっとけば、10の費用で済むのに、引き延ばすことで20の費用がかかり、

今やっとけば、10の仕事が入るのに、引き延ばすことで0の仕事になり。

こういう連鎖は、冒頭に書いた資金繰りに追われる社長の例となんとなく似てるように思えます。

 

で、負の無限連鎖から抜け出すには、どうすべきなのか?

とっておきの解決策があります。

ぜひ、当事務所の許認可一括管理プランを試してみてください。

(このブログ記事は宣伝広告ですが、管理費用としてはいただいていません)

 

全国の産廃業許可申請を代行している当事務所の管理する許認可の数は、日本全国規模で営業している産廃業者の比ではありません。

それを専門で管理するシステムを自作しないかぎり、当事務所も負のスパイラルです。

今は、産廃業許可などの許認可を管理する専用のデータベースを作成しています。

このデータベースを使うことで、顧客の会社が許認可の管理に追われることがないようなサービスを提供しています。

事務所内には、データベース専門の技術者も雇用しています。

たぶん、日本で当事務所だけのサービスです。

 

(河野)