昨日は、埼玉県庁へ産業廃棄物収集運搬業の許可申請書類を3件提出してきました。

新規2社と更新1社です。

一度に沢山の申請書を提出できると、当事務所としてはとても好都合で助かったます。

 

埼玉県庁は、去年まではものすごく混み合う申請先のひとつでした。

産廃の許可を取得しようと思って許可申請書を作って、

さあ申請しようと思えば一か月以上先の日付を指定される状態。

申請してから、審査が始まりますので、申請に一か月待たされるということは、

産廃業許可も一か月以上遅れることを意味してました。

 

なので、当事務所としては、埼玉県への申請代理を受注した場合、

書類を作る前に申請の予約を取るという、見切り発車的なやり方をしていました。

申請の予約日までに書類を作るということです。

このやり方=予約システムを取っているのが、東京都、神奈川県、茨城県、千葉県などでした。

どこの自治体も、毎回大変混み合っているのでした。

 

ところが、埼玉県はどうも最近、予約が取りやすくなってきました。

許可申請件数が減っているのかなと思ったら、

県庁内部で工夫しているそうです。

 

どのような工夫なのかまでは存じ上げませんが、

本来、「順番待ちで申請を受け付けるまでに時間がかかる」という状態が、

行政手続法の趣旨に照らしても、また憲法上も好ましくはなかったと思います。

 

順番を抜かしてやって来た人が窓口に申請書を置いて帰ろうとした場合に、

自治体側は、順番を理由に申請を拒絶できるのでしょうか?

標準処理期間が申請時から進行する以上、

自治体の円滑な事務が、国民の自由を制限する理由になってはいけないと思うのですが。

事務の停滞は、国民の自由の制限以外の方法で改善すべきです。

 

私は、窓口でそんな面倒くさい事を言って担当者を困らせることはしませんが、

心の中では、いつも思ってます。

ぜひ、他の自治体もこの申請までに時間がかかり過ぎるという状態を改善していただきたいと願います。

 

(河野)