当事務所は、2008年より日本全国の産業廃棄物収集運搬業許可申請の代行をサービスとして開始しました。

 

私には学生時代よりデータベースに対する興味があり、学生時代に働いた仕事でもデータベースを活用していました。

情報を何でもデータベースにした私。

当時の職場の先輩方からは、

「お前は、仕事を楽しようとしている」

と、いつも怒られたものです。

怒られながらも、全く反論ができなかったのは、

データベースを使って仕事で楽をしたいというのが、他ならぬ私の本心だったから。

 

日本全国の産廃業許可申請の代行サービスを開始しようと思ったとき、

私が真っ先に活用したのがデータベースでした。

サービス開始当初から、相見積もり負け知らずの低価格を売りだせたのは、データベースのおかげです。

全国の産廃業許可申請代行業務を開始して9年目を迎えようとしていますが、

業務量は数倍に増えましたが、今でも当時の価格を維持したままです。

 

行政書士業界の価格競争が進んだ今では、当事務所の価格は「格安」ではあると思うのですが、

「価格破壊」とまでは言えない金額になってしまいました。

他の行政書士との相見積もりの機会も多くなりました。

もちろん、ただ安いだけの激安サービスでは、提供しても面白みがない。

この価格を維持しつつ最高のサービスを提供するにはどうしたらいいかを、今も考え続けています。

 

当事務所では、2016年1月現在、約600社の顧客管理に、独自開発のデータベースを用いています。

さらに、日本全国の都道府県の手引き(産廃の許可申請の手順書)を一元的にデータベース化して、書類作成に生かしています。

他にも、○○データベースと呼べるものが、事務所内にたくさんあります。

 

このデータベースなしで産廃業許可申請の仕事をしようと思えば、

今の価格では「身を削る」しかないのかな、と私は思っています。

価格競争は自由市場の素晴らしい機能だと思っています。

しかし、先日のスキーバス事故にしても、格安スーパーの冷凍カツにしても、

価格競争に参加する業者の中には「品質の保証できない贋物」が混じっていることがあります。

 

当事務所は、5年前に産廃業の許可申請をした顧客の許可の約7割から、許可の更新を受注いただいています。

残りの約3割のほとんどが、許可の更新を不要としているケースでした。

何年かの年を跨いで、再び許可申請のご依頼をお受けするのは、

過去のサービスを評価していただいたということですので、

とても嬉しく、ありがたいことです。

 

(河野)