行政書士の仕事というのは大変幅広いです。
行政書士事務所が10個あれば、10種類の仕事のやり方があるといっても間違いではないかと。
私は、2008年より、数ある行政書士業務の中で、産業廃棄物収集運搬業を選びました。
最初は、産業廃棄物とはなにかも分からず、手探りで産廃と格闘していました。
しかし、年間に300件も産業廃棄物処理業の許可申請をこなすと、
産業廃棄物に関する知識も大変広がり、深まりました。
広島県内で、産廃業許可申請を行っている行政書士の中でも、私の申請件数は相当多いと思います。
広島県に限らず、産廃業許可申請を年間に何百とやっている事務所は、ほぼないのではないかと思っています。
産業廃棄物を取り扱う業者さんとも、大変なかよくなりました。
実際に、産業廃棄物を処分したいというお客さんからの相談を受け、
処分場や産業廃棄物の収集運搬業者を手配したりすることもあります。
建設業者などは、産廃業許可を持っていても、自社で運びたくないケースも多いですので、
産廃業の専門業者を建設業者に紹介したりしています。
産廃の処分費で、㎥いくらやら、トンいくらなんてやり取りもすっかり慣れました。
行政書士として、特定業種の事業の経営の手助けをしようと思えば、その事業を自分でできるくらいの知識が必要だと思っています。
私は、産廃業の知識や、産業廃棄物の知識を、業者に負けないくらいに身につけよう、とおもっていました。
今、それがどのあたりまで成功したのかは不明ですが、今後も産廃業や産業廃棄物のエキスパートとして仕事をしていきたいと思っています。
(河野)