施設設置許可・中間処理業許可の御見積りの流れについて

現在、このウェブサイトを見ていただいたから、
月に数件、新規の産業廃棄物処分業許可申請のお見積りをいただいています。
当事務所で一番注力しているのが処分業の許可申請ですので、
この現在の問い合わせ数は、うれしい悲鳴です。

当事務所では日本全国の処分業許可申請を受任していますが、
どのように手続きの処理をしているのかについて、
気になる方も多いかと思います。

当事務所に新規の処分業許可申請の相談をしていただいた場合、
どのような流れで御見積りまでの対応させていただいているのか、
ここに簡単にご説明します。

  1. まずは、お電話ください
  2. 御社(現地)をご訪問いたします
  3. 【ポイント!】事業計画について
  4. ご相談いただく時期
  5. 御社(現地)を訪問させていただく重要な理由
  6. 御見積り発行
  7. 生活環境影響調査(ミニアセス)も承っています


 

まずは、お電話ください

まずは、お電話でお問い合わせをいただくケースがほとんどです。
当事務所では、新規の処分業許可申請に関するご相談は、
私(河野)以外に、処分業を専門とする2名の職員で受け付けています。


 

御社(現地)をご訪問いたします

お電話で一通りのお話しをお聞きしたのちに、
許可申請の準備が可能であるほどに計画が煮詰まっていると当事務所が判断した場合、
日本中どこであろうが、
当事務所の職員が御社を御訪問させていただいています。

実際に現地を我々の眼で見て、直接御社の社長又は御担当者からお話しをお聞きした上で、
実際の処分業に対する理解を深めることになります。
この時点では、ほとんどの会社が事業計画において、
A案・B案という複数の計画を用意しています。

破砕機の処分能力について、10t/hなのか、5t/hなのか。
コンベアの設置場所は、工場の北側なのか、西側なのか。
処理前の産廃を保管するのは、建屋の中なのか、屋外なのか。
これらの事項について未確定なままであっても、当事務所の現地調査は可能です。


 

【ポイント!】事業計画について

事業計画の詳細の確定は、今後の手続きに大きく影響を及ぼすことがあります。
処理能力の大小によって、15条施設に該当し施設設置許可が必要になるかどうかが決まることがあります。
また、それに伴って建築基準法51条の許可が必要になるかもしれません。
生活環境影響調査(ミニアセス)を求められるかどうかも決まるかもしれません。

純粋に最も効率的な施設を設計することが、最大効率の中間処理場を作れるとは限りません。
廃棄物処理施設には、沢山の法規制が関わっていますが、
その法規制の裾切りの下限を少々オーバーした高効率の施設を作ろうとして、
莫大な初期投資が求められるということもありうるのです。


 

ご相談いただく時期

上記の理由で、計画に関しては、概ね煮詰まってきたという段階で、
当事務所へご相談いただけるのが一番良いだろうと私は考えています。


 

御社(現地)を訪問させていただく重要な理由

当事務所では、実際に御社や処分場予定地に足を運び、
法規制面からの視点で、計画の最終確定に向けたアドバイスをさせていただいています。

中間処理業の新規設置の手続に当たって、
私たちが現地に訪問させていただいているもう一つの重要な理由があります。
それが、担当自治体の担当者と挨拶、打合せをすることです。

中間処理施設設置・処分業の許可を申請する際には、
複数の自治体の複数の部署との調整が必要になります。
積替え保管を含まない収集運搬業の許可申請であれば、
廃棄物指導課等1カ所との協議で事足りる場合がほどんどですが、
処分業の許可となると管轄する自治体、部署はいくつかに分かれます。

これらの部署に、片っ端から個別で電話をかけていっても、
なかなか具体的な回答をもらえません。
そこで、関係部署と思われる地自体担当者に、
計画段階で、必ずご挨拶に行っています。
各部署の担当者に事前の計画の概要をお話しさせていただいた上で、
得られた回答を、計画の最終確定に生かしています。


 

御見積り発行

当事務所では処分業に関する計画が煮詰まった段階で、最終的な御見積りを発行しています。
ここまで到達するまでに、必然的に少々お時間をいただくケースが多くなります。
どのような手続きをするのかも未確定なままでは、見積もりを作成することができませんので、
ご理解をいただけるように皆様にご説明しています。
ただし、見積金額の概算につきましては、事前にお伝えは可能です(算定式があります)。


 

生活環境影響調査(ミニアセス)も承っています

当事務所では、処分業の許可申請書の部分のみならず、生活環境影響調査までお受けできます。
ミニアセスに関する御見積りも同時にお出しすることが可能です。