積替保管や中間処理など、

きわめて専門性の高い産業廃棄物処理業の許可申請手続を

日本全国で代行している、

産廃専門の行政書士の河野です。

 

当事務所は、この夏より2名増員し、現在10名体制で執務しています。

昨年度も1名増員したのですが、今年の業務量は去年より多くなりました。

3年前にこの事務所へ移転してきたときは、ずいぶん広くなったな、なんて考えていたのに、

気が付いたら、机などの配置にも頭を使うようになってしまいました。

 

廃棄物処理業特化というスタンスは、3年前から全く変わらないのですが、

この3年間で割合として増えてきたものがいくつかあります。

 

①積替保管施設の設置

この5年間で、書類のみ当事務所で作成して依頼者で申請してもらう「本人申請」の割合が激減しました。

その分、当事務所から日本全国に出張し、「申請代理」しているわけです。

産廃業許可申請の場合、通常の収集運搬なら本人申請でも対応可能かと思いますが、

積替保管は申請代理でないと厳しいと思います。

何度も足を運び、現場で図面を引き、役所とやり取りをする必要があります。

積替保管にかかる手間は、自治体にもよりますが、通常の収集運搬の許可の比ではない。

しかし、専門性の高い仕事であれば、当事務所はぜひ、やりたい。

申請代理、出張が増えた分、積替保管の申請は激増しました。

 

②一般廃棄物処理業の許可

産業廃棄物処理業の許可を数多く申請代行しました。

すると、許可を取得した件数だけで、膨大な数になります。

とてもじゃないけど、Excelシート程度では管理ができなくなります。

そこで、大量の許可情報を管理するためのデータベースを自社で作りました。

すると、許可を多く取得している会社からの問い合わせが相当数入るようになりました。

「当社の許可情報の管理まで、アウトソーシングできませんか?」

という依頼です。

産廃業許可を取得するのは、建設業者や運送業者、清掃業者など多岐にわたりますが、

一社で沢山の許認可を取得している業者は、純粋な廃棄物処理業者が多い。

廃棄物処理業者の中には、一般廃棄物収集運搬業許可を持っている業者が多い。

 

③急いで申請しないといけない案件

4年ほど前から、産業廃棄物収集運搬業許可申請に特化した当事務所であるからこそできる、

差別化商品を考えてきました。

それが、「超特急プラン」です。

元請に急かされてるとか、

許可が出次第工事に入れるとか、

気が付いたら明日許可が切れるとか、

考えるのも面倒だからともかく急いで終わらせてくれとか、

これまでにいろんなケースがありました。

年に300件も似たような申請を全国でやっていれば、

それを早く作るためのノウハウもできてきます。

ただし、普段は最高速度よりも経済性を優先したスタイルで書類を作っています。

受任の際に、必ずお聞きします。

「許可をお急ぎの事情はございませんか?」

急ぎの場合は、特急プランを案内しています。

この場合、納期をあらかじめ指定し、それに向けて書類作成に取り掛かります。

特に急ぐ場合は、書類なんて一切持たずに現地入りすることもあります。

現地で朝から書類を作って、夕方までに申請すればいんです。

 

積替保管も一般廃棄物も特急も、大変です。

でも、それが廃棄物の専門行政書士として受任できるものですから、

これからも全国どこからでも受け続けます。

 

(河野)