12月28日をもって、当事務所は2016年の最終営業日とさせていただきました。

29日は数時間かけて事務所の大掃除を行い、皆で近所のスシローで回転寿司を食べて、

年末年始のお休みに入ることになりました。

2017年の営業は、社労士部門1月4日から、行政書士部門は1月5日からです。

産業廃棄物処理業許可申請は行政書士が対応していますので、

5日からの営業です。

 

2016年を振り返って、いくつかの印象深い出来事を書いてみます。

まず、私(河野)自身、かなり意図的に、首都圏にいることを心がけました。

広島の事務所の方は、私がいなくても回る組織づくりができてますし、

また関西や中部、九州などの出張も、私以外の従業員がかなり行ってくれました。

 

行政書士として、産業廃棄物処理業の許可申請に関する実務能力を高めるには、

自分の足でたくさんの現場(申請先の自治体・処分場・収集運搬業者)などを回るに限ると、

私は考えています。

気が付けば私は、産廃業許可申請で全国を回って、2017年で10年目ということになります。

自分の足で回って、自分の眼で見てくるのが、

プロになる最短の道であり、険しくも堅実な唯一の道であると思っています。

私は、事務所組織がどんなに大きくなろうとも、最前線の実務家であり続けたいと思っています。

私が辿ってきた道を、従業員もここ数年で経験しています。

 

2016年は、産廃業許可申請専門の行政書士として全国の産廃業者、申請先を回っただけでなく、

全国レベルの行政書士とお会いする機会を多くいただきました。

私自身、何年も(2003年の開業以来ずっと)

同業者である行政書士と関わることを無意味だと感じていました。

そんな私が、酒に酔った勢いで講演会の講師を引き受けたりしてしまい、

今年は3度ほど行政書士の前で話をさせていただきました。

 

私は、人前で喋って生計を立てる「セミナー行政書士業」には全く興味はなく、

また、「セミナー講師で本業のブランディング」みたいなのも「どうでもいいわ」と感じてます。

私自身が生粋の実務家でして、

基本的には書類を書いて許可を取得してお金をいただくことのみを美徳としています。

なので、人前で話す意味も見出しにくく。

 

そんな風に思っていましたが、今年は人前で喋っているうちに、

全国レベルの行政書士に出会え、少しこれまでの考えも修正することになりました。

福岡の長江さん、仙台の塩谷さん、名古屋の大野さんと今年対談する機会を与えていただいたことを、

心から感謝したいと思います。

広島から全国を見ようとしている希少な行政書士である、﨑田さんや佐多さんのおかげです。

もう一つ、それとは別のルートで日本中の素晴らしい行政書士達と会議する時間もできました。

こちらも、感謝。

 

2016年は、当事務所に3名の入社がありました。

従業員教育、従業員のレベルアップこそが、品質の高いサービスを生み出します。

この従業員教育も、今の私に与えられた仕事だと思っていますので、

2017年は教育に力を入れていきたいと思います。

 

これが、今年最後の私のブログ記事になります。

来年もよろしくお願い申し上げます。

 

(河野)