「河野さん、ウェブサイト見るとあちこち行って大変そうだけど、

あれって本当に行ってんの?」

という質問を常連のお客さんからされることがあります。

本当に行ってます。

 

当事務所が産廃業許可申請「全国対応」と銘打っているのは、

広島の事務所で全国の申請書を作成できる、ということと、

全国の窓口に申請代行しているから、ということを意味します。

 

もちろん、全国の業者さんともお会いしますし、

全国の産廃処理施設も巡ります。

本当に全国に行ってるから、当事務所は「全国対応」なのです。

看板に偽りはございません。

 

そんな全国対応をしていると、やはり各地でトラブルは勃発するものです。

今日は、東京から札幌へと移動して、明日の朝は北海道庁へ申請する予定でした。

そして、午後からまた飛行機で福岡空港へと移動…

のはずだったのですが、大きなトラブルがありまして。

 

私が乗った飛行機は、青森県上空をしばらく旋回後、引き返してしまいました。

つまり、札幌へ行けず、私は今東京にいるということ。

今夜の札幌のホテルには泊まれず、これから今夜の東京のホテルを手配しなければいけない。

明日の新千歳発福岡行きの飛行機も乗れない。

明日はなんとかして福岡に行かなければならない。

そして、もう一度札幌へ行かないといけない。

 

結構大変ですが、必ずやらねばなりません。

前回のブログにも似たようなことを書きましたが、

行政書士として全国対応して大量の案件を全国に受けもつということは、

こういったリスクを全て抱え込むということです。

事業主としての覚悟が要ります。

 

行政書士業を営んでいる方というのは、リスクを避ける傾向が大きいように私は感じています。

こんなこともあるか、なんて私は割と楽観的に、

出張トラブルの解決に注力できるタイプです。

 

今回は、飛行機のトラブルでした。

新千歳空港の滑走路で離陸準備してた機体が雪で動けなくなったそうです。

私は、日本全国への出張のために、軽く年に50回以上、飛行機を利用します。

その中で、何度もピンチがありました。

一番はやっぱり、台風。

 

飛行機が怪しいときの行動指針は、ただ1つ。

「飛行機は、常に飛ぶ」と思って行動すること。

ほぼうまくいってましたが、今回は失敗でした。

飛んだけど、戻ってくるとは…

 

この手のトラブルで一番困るのが、これから申請しようとする案件が、

許可期限の迫った更新許可申請だった場合。

更新申請が許可期限に間に合わなければ、

その許可は許可期限をもって失効してしまいます。

 

許可が失効するだけでなく、もう一つ問題が。

失効したら、許可を新規で取得しなおすしかないのですが、

許可の更新を考えて、申請者や役員が更新の講習会を受講していた場合、

新規の講習会を再度受講しなおす必要が出てくることがありえます。

講習会の予約がなかなか取れない場合など、無許可期間が長引いてしまいます。

 

産廃業許可申請を全国対応するということは、常にリストと隣り合わせ。

依頼をしてくれたお客さんをそのリスクにさらすことでご迷惑かけるわけにはいきませんから、

何が何でも、という想いで日々申請をしております。

 

(河野)