昨日から、また各地を出張しています。

最近の私が出張している案件は、現在、中間処理業許可や積替保管施設の許可が多くなってます。

いろんな廃棄物処理会社に訪問してお話を伺うと、

新規の許可申請など、自社でやろうとしても、

手続きが遅々として進まないということが多いようです。

 

社員にはすでにそれぞれ今までやっている仕事があるわけで、

それに加えて処分業や積替保管の許可申請手続きを進めようと思えば、

どうしても遅れてしまうと思います。

やらないと、と思いながら後回しになっていたり、放置されている案件というのが、

処分業許可や積替保管の申請手続にものすごく多いように思います。

 

処分業許可や積替保管施設設置の許可の申請手続が遅れる理由は、

私の見立てでは、手続きに終わりが見えないからではないかと思います。

私も、これらの手続業務をやっていると、時々、終わりが見えない感覚に襲われます。

手続きに終わりが見えないと、「まぁ、そのうちやればいいか…」という意識になりやすい。

 

今日は忙しい。今週も忙しい。今月も忙しい。

今年度も忙しい。

いつまで経ってもそのうちはやってきません。

産廃業許可申請だけに言えることではないですが、

いろんなことが後回しになってしまうものです。

 

私もこの文章を書きながらも、自分に言い聞かせてます。

そのうちはやってこない、と。

中間処理業や積替保管の業務に入る従業員にも、必ず言います。

毎日、案件に目を通して、毎日進めないと、処分も積替保管も必ず遅れるものだと。

 

終わりが見えないような壮大な手続きであろうとも、毎日目を通して、一歩一歩進めていくことで、

必ずゴールが見えてきます。

ゴールの前に、何合目と書かれた道標が現れます。

許可かもしれませんし、事前協議終了かもしれませんし、受理かもしれません。

手続きの歩みを止めないことが、実は中間処理業許可や積替保管の許可の一番の秘訣なんです。

 

(河野)