佐渡の両津港で新潟行きの船を待ちながら、今日の記事を更新しています。
今週は、香川に行き、大阪に行き、今朝まで大雪の東京で今は佐渡。
相変わらず移動ばかりしています。
今日も特殊な産業廃棄物処理業の許可申請をしてきました。
先日、東京のある企業を訪問した際には、
当事務所に電話するまで、
「連続30社くらいの行政書士事務所に依頼の受任を断られた」
というお話もお聞きしました。
特殊な産業廃棄物処理業許可申請、私は大好きなんですが、
やはり廃棄物処理業に関する手続や法令、実務に熟知していないと、
行政書士としてのリスクが大きすぎて、迂闊に受任なんてできません。
特殊なケースで、受任できる行政書士が非常に限られていると、
行政書士の営業範囲は非常に広くなり、私のように日本全国を旅することになります。
受任してもらえない業務が特殊なだけでなく、受任する行政書士も特殊だということになります。
当事務所は、そんな特殊な行政書士事務所として、全国の廃棄物処理業社に知ってもらおうと、
日夜、宣伝広告に勤しんでおります。
このWEBサイトも、私のブログ記事も、そんな広告の一端です。
当事務所の産業廃棄物処理業許可申請業務は、日本全国を商圏に、
沢山の業者より依頼を受け、実際に申請しています。
当事務所の顧客にとっては、それがきっと当たり前のことなのでしょうけれど、
これから産廃業許可申請手続の依頼を検討している業者にとって、
遠い事務所に電話で会社の大事な手続を依頼するというのはきっと抵抗があるだろう…
そう考えて、その不安をなるべく解消できるように私はブログ記事を書き始めました。
全国を自分の足で周り、お客さんと話をして、一緒に酒も飲んで、もちろん申請もする。
それを繰り返して、全国の市場を開拓していきました。
このブログ記事にしている私の行動パターンは、決して大袈裟なものではなく、
私自身、月間の半分以上を出張に費やしており、
すでにこの生活を5年以上続けております。
産廃業許可申請の全国対応を始めて以来、ずっとです。
そして、
「私どもはこうやって全国どこでも周りますんで、安心してご用命ください」
という広告メッセージを発し続けてきたわけです。
しかし、最近、どうも「全国出張してます」なんてメッセージを、
わざわざ声高に発する必要もなくなってきたように感じています。
そんなこと言わなくても、当たり前のように遠方に呼んでいただいてますし、
それにお客さまである業者にとって、
依頼する事務所が遠方であることはむしろ好ましいように感じている節もあります。
わざわざ担当者や行政書士が行ったり来たりするよりも、
電話とメールで仕事依頼できた方がいいとか、
新しい産廃事業を展開するにあたって、地域には当面秘密にして計画を進めたいので、
近所の行政書士は(守秘義務があるとはいえ)避けたいとか、
遠方の方がいいという声や、そもそも遠方かどうかなんて気にしてないという企業の割合が目立ってきました。
我々が思っているほど、我々は特殊的ではない模様。
産廃業許可申請に関しては、これだけの件数をすでに全国でやっておりますので、
良くも悪くも当事務所の評判も業界に多少は流れていることでしょう。
(悪い評判は流れないように、サービス品質の向上に努めていきます)
今後は、今まで当事務所でやっていた「行政書士業界としては特殊なこと」を市場に標準的だと認識していただき、
さらにサービスの品質を高めていきたいです。
行政書士業界の市場競争は、価格・サービスの比較で行われるのでしょうが、
(廃棄物処理業分野に限っては)その両方で当事務所は競合他社を凌駕したいと考えております。
(河野)