先週より、出張継続中で全く広島に戻れていません。
産廃処分業許可申請担当の従業員と一緒に関西の産廃の処分場を回ったり、
一人で収集運搬の申請のために関東の役所を回ったり、
関西と関東を行ったり来たりでした。
今、この記事は名古屋のスターバックスから書いています。
パソコンが使えるカフェというのは、本当に有り難い限りです。
私は趣味?でfacebookを多様していますが、日本中を訪問して各地で色んなことを書いていますので、
お友達には、さも自由人のように思われる節があります。
日本全国を旅して、スタバでコーヒー飲みながらブログ記事を書いて、
さも楽しそうな仕事をしているんだろう、と言うことですが、
現実は相当にハードです。
(私は「予定」に拘束されており、全く自由ではありません。)
まず、一度に10件分くらいの申請書類を持って全国の役所へ申請に行くのですが、
これが重い重い。
私のキャリーバックは、申請書類とパソコンと衣類、そして移動中に読む本が入ってますが、
これだけで十数kg。
(荷物になる本なんか持っていかなきゃいいのに、と思うんですが、
私は根っからの読書好きなので、本がないと出張に耐えられません)
そして、移動中は、今回のように灼熱の日差しを浴びるわ、激しい雨が降るわ、
十数キロの荷物を引きながら歩くだけで、肉体と精神の鍛錬、そして修行です。
さらに、そのまま処分場に行くこともありますが、
この時期は毎回熱中症になりかけます。
行政書士業を「資格企業家」なんて呼んでいる人たちの中には、
国家資格を取得して事務所を立ち上げて商売をしていくことが、
さも「格好いいこと」のように感じている方もいるようですが、
現実は大違い。
ただただ過酷な全国出張を年中行うわけです。
当事務所には、出張組と内勤組がいます。
出張組も内勤しますし、内勤組も出張します。
出張も過酷ではありますが、内勤の過酷さはこれまた別次元。
書類作成には常に納期が付きまとうわけで、
納期に毎日苦しみながらの申請書類作成作業です。
ただ、それは私たち行政書士業に限った話ではなく、
どんな仕事でも納期と戦いながらやっているわけで、
自分たちが特別な仕事をしている、なんて思い上がらないようにしなければいけません。
蕎麦屋の出前も、クリスマスケーキの製造も、廃棄物の収集も、常に納期との戦いですから。
行政書士業。
私は決して「資格企業家」やら「身近な法律家」やら「士業グループ」だなんて思ってはいません。
しかし、全国の申請先を巡るのも、灼熱の産廃処分場に行くのも、納期に追われながら許可申請書類を仕上げるのも、
なかなかやりがいのある仕事だと感じています。
こんな仕事は、行政書士業しかないな、と。
(河野)