今回の出張申請、大分県から熊本県へとバイクで移動しました。
バイクは私の個人的な趣味でして、やまなみハイウェイや阿蘇ミルクロードという、
日本有数の名コースを抜けて、熊本入りしました。
今年は特に、熊本県の産業廃棄物収集運搬業の許可申請の依頼件数が多い。
要因はもちろん、今年4月に起きた熊本地震。
最初の地震のとき、私は出張先の京都市にいました。
iPhoneの画面で見た「熊本震度7」の文言に、ひとり絶句しました。
他に何の情報もなく、「熊本震度7」だけ伝えられると、
私の知っているあの町は一体どうなってしまったのか、と。
(私は大分県出身で、熊本は子供のころから何度も訪れている町です。)
私は、2008年より産業廃棄物収集運搬業の許可申請に専門特化し、
日本全国の産廃の許可申請手続を代行してきました。
一気に件数が増えて、ものすごく忙しくなった経験をいくつかしていますが、
その中のひとつが東日本大震災のあと。
復興に向けたエネルギーを、産廃業の許可申請から感じ取ったものです。
今回の熊本地震も、おそらく時間とともに産廃の許可申請を通じて、
復興を感じ取ることができるであろうと思っていました。
地震から数週間後、熊本県内の当事務所の顧客の業者さんに電話したところ、
みなさん口を揃えて「大変忙しい」と仰られていました。
「許可申請どころじゃない」、「震災後全く休めない」
などという生の声をお聞きしました。
まさしく、彼らが仕事をしないと、熊本の復興はままならないわけです。
建設業者、そして建廃を取り扱う廃棄物処理業者こそが、復興の力となるわけです。
現在、熊本県の産廃の許可申請のご依頼数が大幅に増えていることを、
復興が本格的に始まったからだ、と私は解釈しています。
震災直後は、許可申請どころではありません。
今は、明らかに違う空気を私は熊本の顧客から感じ取っています。
今回、バイクで益城町や熊本市内を走りましたが、
市内には震災の爪痕がしっかりと残っていました。
土に埋まってしまったトラックや、窓ガラスが割れたままの廃墟、
崩れかけの民家。
どれも、凄惨な光景でした。
しかし、それと同時に、熊本にたくさんの現在進行形の建設工事現場を見ることができたのも事実です。
これからも当分の間、熊本県への産業廃棄物収集運搬業許可申請件数は多いと思います。
熊本県庁では、現在、この申請件数を捌くために事前協議制みたいな取り扱いで対応しています。
熊本県への産廃業許可申請は、ぜひ当事務所にご相談ください。
(河野)