産廃業許可申請を専門する行政書士の河野です。

私は、日本全国の役所に許可申請を代行していますので、

日本全国に出張して申請しています。

 

私の出張のスケジュールを人に話すと、大変驚かれます。

一度出張に出ると、10都道府県以上を回って代理申請することもよくあります。

しかも、仕事が基本的に産業廃棄物処理業の許可申請だけなので、

一カ所の滞在日数もほぼ1日です。

一カ所で申請をしたら、また別のところへ移動。

この生活も2008年から続けていますので、

日本中行ったことがない場所や、走ったことのない道がどんどん少なくなりました。

 

産業廃棄物収集運搬業は、産業廃棄物が移動する場所の許可が必要です。

具体的には、排出場所と処分場所を管轄する許可です。

産業廃棄物が日本中を旅するように、産廃業許可申請を専門にする行政書士は、

日本全国を旅しないといけません。

 

私は産業廃棄物の中間処理業を営んでいる会社の方とお話しすることも多いですが、

これからの中間処理業者は、近所の廃棄物を集めているだけではダメではないかという話になります。

処分費用の価格競争になり、収集運搬業者も安いところ安いところとなってきます。

価格ではなく、価値で商売をしなければいけない。

勢いのある処分場を見学させてもらうと、廃棄物処理も専門特化しておりとても感心します。

処理が困難な廃棄物を処理できる専門技術を持っている業者。

リサイクル率を大幅に上げるような技術を持っている業者。

廃棄物処理の技術も差別化の時代と感じています。

 

行政書士も、産業廃棄物と同じようにように全国を旅すべきで、

処分業者と同じように専門特化、差別化を目指すべきだと私は思ってます。

 

(河野)