産業廃棄物収集運搬業の許可は、申請を出したら即出るようなものではなく、
許可が出るまで待たなければいけません。
産廃業許可申請手続にとって、一番の問題がここに発生します。
なるべく分かりやすく、ここの問題を表現してみます。
お腹が空いて、カレーが食べたくなってきた。
今からスーパーに行って、牛肉と玉ねぎと人参とカレー粉を買っていたのでは、
とても今の空腹ニーズを満たせない。
空腹のタイミングと、準備のタイミングはタイムラグがあります。
産業廃棄物収集運搬業の許可が欲しくなるタイミングと、
産業廃棄物収集運搬業の許可が必要なタイミングは、異なるということです。
カレーと一緒で、今すぐ許可が欲しいといっても、今すぐ許可証を入手することはできません。
1 工事や廃棄物収集運搬の仕事が2か月後に入りそうだ
2 しかし、別の都道府県の許可も取得しなければならない
3 今から超特急プランで申請して、許可を間に合わせたい
こういったニーズにお応えするために、超特急プランを用意しています。
書類作成を急ぐのは、当事務所でどこまででも急ぎます。
過去に、超特急プランでお請けした申請先が山梨県の甲府市で、
その直前に山梨県で記録的な豪雪があったことがあります。
公共交通機関は全てストップ。
それどころか、ライフラインさえ止まってしまい、
甲府市は雪で閉ざされた陸の孤島と化したことがあります。
残されたのは陸路しかありません。
その日、私は山梨県下の道路を役所に問い合わせて全て調べ、
長野県諏訪市からのルートが通じていることを突き止めました。
諏訪市で食品や水を買いこみ、甲府市までの道を目指しましたが、
途中でトラックが横転していたり、動けなくなった車が放置されていたり。
そんな思いをしながら、やっと朝に到着した山梨県庁。
窓口に行くと、
「どうやって甲府に入ったんですか?」
「担当職員が雪でまだ出勤してません。」
と言われながら、書類を受理してもらったことを思い出します。
私が何千件も産業廃棄物処理業の許可申請を経験してきた中でも、
かなり過酷な超特急プランでした。
超特急プランは、当然コストもかかります。
産廃業許可をお急ぎの事情は企業により様々なはずです。
そこで、通常プランよりは急ぎたいけれど、超特急プランほどは急がない、という場合、
その間の期間と料金での許可申請を個別にご提案しています。
当事務所でも、常に100件以上の産廃業許可申請を同時に抱え、
書類作成のコストを下げるために分業の中で申請をしているときに、
受注から申請まで1週間以内で全国の書類を仕上げるのは、かなり大変です。
超特急とまではいかない、お急ぎプランを個別にお話しをお聞きした上で、ご提案いたします。
(河野)