今日は朝から大阪府庁(咲洲庁舎)に2件の収集運搬業の許可申請後、

岡山県に移動して産廃業と建設業でそれぞれ申請するという1日でした。

申請は無事に受理されましたので、やっとブログ執筆の時間ができました。

 

私は、日本全国の申請窓口に行ってますので、

多くの役所で担当者と顔見知りになっています。

どこの役所の窓口に行っても、

「今日はどこから来たんですか?」

「この後、どこへ行くんですか?」

というキャバクラ並みに毎回恒例の質問をされます。

(※余談ですが、キャバクラ嬢の恒例の質問はこの記事の一番最後に…)

 

ところで、ときどき

「役所に顔が効く」

という言い方をする方にお会いします。

そして、

「君は、役所に顔は効くのか?」

という質問を受けることもあります。

 

私が行政書士になった当時(今から14年前)の方が、

「顔が効く」発言をされる方が多かったように感じています。

当時は、

「風俗営業の許可申請は警察に顔が効かないと絶対できない」

なんて実しやかに語られていました。

私は当時、行政書士としては風俗営業許可申請をやっていたんですが、

確かに最初の頃は苦労したかもしれません。

 

ところが、若かりし私は、ネオン街の経営者達に可愛がってもらいまして、

風俗営業の許可申請件数は年々増え、警察の窓口に行く機会も増え、

すっかり窓口の方と仲良くなった頃には、

申請書も補正もなく一発受理されるようになっていました。

今から10年以上前のお話。

 

その姿を見た経営者や同業の行政書士は、

「さすが、河野さんは警察に顔が効くから、申請書も一発受理なんやね」

なんて思っていたのかもしれません。

 

しかし、現実はたぶん違います。

私の作った申請書は、経験を重ねて知識も精度も上がって、

その結果、申請は一発受理されていた。

私が窓口の担当者と仲良くしているのは、「顔が効くから」ではなく、

何度も申請して顔なじみで、共通の話題があるから、に過ぎない。

こっちが真実ではないかと私は思っています。

 

窓口の担当者と仲がいいから、

申請が受理されればさも顔が効いているように見えるかもしれませんが、

顔なじみになって世間話するくらい申請経験を積めば、

精度の高い書類を作れるものなのです。

 

それでもあえて「顔が効いている」状態があるとすれば、

それは過去の申請実績により積み重ねてきた信頼に他なりません。

 

といっても、そんな大袈裟なものではなく、

毎回迅速に補正対応(書類の差替え)に応じてきたり、

いつもすぐに追加書類を提出したり、

あるいは申請先窓口からの電話連絡が100%すぐに受けれるような体制(転送や留守電じゃない)を作ることで、

ここの事務所の書類なら少々不足があっても大丈夫だな、と窓口の担当者に安心してもらえる、

といった意味の、積み重ねてきた信頼、です。

 

「おたくの事務所は、廃棄物対策課に顔が効くのか?」

みたいに質問をされると、

「顔見知りかもしれませんが、顔が効くかはよく分かりません」

と正直にお答えしています。

 

(河野)

 

 

 

※キャバ嬢の恒例の質問

①今日は何食べてきたんですか?

②お仕事何してるんですか?

③血液型何型ですか?